みなさんお元気ですか~~!!
6月に入ってから何かと忙しくバタバタしておりまして、ブログのUPがままならず
しばらくお休みしておりました。
そして今日は、先月観てきたお気に入りの映画を2本ご紹介です。
まず一本目は「JUNO/ジュノ」!
<ストーリー>
16歳のジュノは、バンド仲間のポーリーと興味本位でしたたった一回のセックスで妊娠してしまう。高校生が子供を育てられるわけがなく、ジュノは親友リアに「中絶するつもり」と報告するが、中絶反対運動中の同級生に「赤ちゃんにはもう爪も生えているわよ」と言われ、産む決心をする。フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦を見つけ、里子に出す契約を交わしたジュノは、大きなお腹を抱えて通学する生活を始める。(映画生活より)
もしも16歳で妊娠しちゃったらどうする?もしもそれがあなたの娘さんだったらどうするの?
きっと選択肢は色々あるんだろうけど、ジュノの凄いところは自分の責任をきっちり自分でとっているってところだ。事実は事実と受け止めて、数ヵ月後に生まれてくる赤ちゃんにとってどうすることが一番いいのかを考え行動する。
そんなの当たり前って思うだろうけど、人のせいにしたり犯人探しをする人だって多いはず。
ジュノを取り巻く家族や親友リアやポーリーも良かったなぁ~!
何か事が起きたとき、事を起こした人を攻めたりしかったりするのは簡単だけど、それじゃぁな~んも解決しないしいい方向には進まないって事をこの映画は教えてくれているような気がします。愛情を持って接してあげたら、問題はいい方向に解決していくってことをね!
アメリカと日本のお国柄の違いがけっこうあって、日本じゃ考えられない~ってシーンは沢山あるけど、ジュノのあっけらかんとした明るさと風変わりな言動が最高に面白い。
タイトルロールのジュノを真摯に好演したエレン・ペイジが最高に良かった!!
ラストの病院のベットでのシーンは感動です!!(涙)
そして2本目は「築地魚河岸三代目」!
市場ってきっと私のパワースポットだと思う。
だから、旅行に出かけても必ずその土地の市場に寄って買い物をしてきます。
初めて行く市場の入り口に立つとドキドキわくわくするんですよねぇ。
数年前に友達と行った築地(場外市場)も活気があってとっても楽しかったことを思い出しました。
そんな市場が大好きで、お料理すること食べることが大好きで、江戸っ子人情物が大好きな私!
この映画は見逃しちゃぁいけねーよってな感じで観てまいりました。
<ストーリー>
エリート商社マンの赤木旬太郎はリストラの陣頭指揮を任され思い悩んでいた。そんな時、恋人の明日香が家業である築地市場の仲卸「魚辰」と装飾デザイナーの仕事を掛け持ちで奮闘していることを知る。明日香を助けたい一心で「魚辰」を手伝い始めたものの、ド素人の身では足手まといになるばかりだった。それでも、活気に満ちた魚河岸に心惹かれるようになった旬太郎は、生き方を変える大きな決断をする。(映画生活より)
皆さんはご飯をいただく時の「いただきます」の本当の意味をご存知ですか?映画の中で六坂直政演じる銚子漁港荷主「一番丸」の社長が、大沢たかお演じる赤木旬太郎にその意味を話すシーンがありました。実は同じことを小さい頃祖母から言われたことがあったので、私にとってはとても印象に残っているシーンなんです。
「いただきます」とは・・・私たちがいつも口にしている食べ物(野菜・果物・お肉・魚など)すべてに命があって、私たちはその命を分けていただいて今こうして生きているってこと。だから、あなたの命を分けてくださってありがとうの感謝の言葉なのです。祖母からは、食べ物を粗末にすると目がつぶれるよって叱られたものでした。そして「ごちそうさま」は、野菜を作ってくれる人、魚を獲ってくれる人、酪農にたずさわる人、料理を作ってくれるお母さんともちろんお父さんも、私たちが食べるまでに走り回ってくれた人たちへのお礼の言葉なんですって。
今、食が危ないって言われているけど、一番大切な「感謝する気持ち」が薄れているからじゃないかなって思うんですよね。
それから、旬太郎が恩義を感じている元上司(金谷)に人事担当者として早期退職を申し入れるシーンも印象的でした。
世の中には、人に辛い結果を話さなければいけない方って沢山いると思います。解雇を通達する上司だったり、病名や余命を話さなくてはいけない医師だったり。
もし私が言われる立場だとしたら、絶望的な辛い結果だとしても、そこには小さくてもいいから希望が持てるような言葉で話しをして欲しいものだと強く感じました。「辛いことだけど、話してくれる人があなたでよかった。救われました。」って思えるような。
実は大好きな伊原剛志目当てに観に行ったのですが、カッコ良すぎてメロメロでした。(笑)
脇を固める俳優人もベテラン、個性派ととっても豪華なキャスティングで見ごたえありだと思います。人の評価はどうであれ、こういう昭和の匂いプンプンの人情娯楽映画はやっぱりあった方がいいと思うさるとびです。シリーズ化も決定したみたいで、今後も楽しみなんだけど、もう少し魚のウンチクや料理のシーンがあってもいいんじゃないかなって思います。あと、音楽も今一歩かなと・・・
こんなに熱く語っておきながらなんなんですが・・・
こちらの2本の映画、実は秋田での上映期間は終了しております。(ごめんちゃい)